人事・総務・法務・広報・IR・内部監査は、企業が存続する上で欠かせないコア業務を担っています。例えば、人事・労務・採用は労働環境を改善し、新しい人材、より優れた人材が集まるような仕組み作りに腐心します。総務はファシリティ管理から株主対応まで事業活動の基盤を支え、広報は企業認知度・ブランドの向上のためにさまざまなPR活動に取り組みます。その他、企業が健全な体質であるために、法務・コンプライアンス、内部監査、情報セキュリティ、IR、知的財産・特許などの職種があります。どの職種も企業の売上に直結する仕事ではありませんが、その働きが企業活動の礎を支え、その強さ、安定度を左右します。非常に重要な責務を持った職種です。
あらゆる業界で需要のある、自社と自社の社員を支えるスペシャリスト
人事・総務・法務・広報・IR・内部監査の仕事は、企業のコアに携わるという点で責任も大きく、相応の苦労も伴う仕事です。他方、自社と自社の社員を支える仕事でもあり、社員・同僚たちの役に立ち、感謝されることに、やりがいや醍醐味を感じる機会も多いでしょう。人事・総務・法務・広報・IR・内部監査のキャリアプランとしては、まず、これらの部門経験を通じて、スペシャリストとして企業内でキャリアアップしていく道。また、実務を通じて実績・スキルを蓄積することのほか、人事・総務では社会保険労務士や衛生管理者、法務では司法書士や行政書士、内部監査では公認内部監査人などの資格を取得することで、一つの企業で活躍するだけでなく、より待遇の良い企業、より重要かつ幅広い業務に携われる企業、または各業務の専門コンサルタントとして活躍できる企業への転職を目指す選択肢もあります。とりわけ、あらゆる業態で必要な職種でもあるため、後者の選択においては、スペシャリストとしてのキャリアを描き易いと言え、その点もこの仕事の魅力と言えるでしょう。