ソフトウェア、データベース、ハードウェア等を研究開発する仕事です。従来よりも高速に大量のデータを処理出来るソフトウェアなど、時代のニーズに合わせた製品を開発するための研究を行います。特許とは研究開発者が作った新製品、新技術を特許出願する仕事です。実際の特許出願業務は弁理士が行い、特許技術者は弁理士のサポートを行います。特許出願には、製品の仕様を説明する書類、テスト結果を示す資料など、さまざまな資料を正確な内容で用意する必要があります。品質管理とは、ソフトウェアやネットワークが、顧客の要件通りに開発・設定されているかを確認する仕事です。品質管理は設計された方法論をもとに行われ、CMMIやPMBOKなどのマネジメントモデルを使用することが一般的です。開発結果を具体的に数値化し、分析したうえで問題があれば改善をします。
ポジションにより、多彩なキャリアプランがある
研究開発の醍醐味は、自分が研究開発に関わった製品が実際使用されていることを実感した瞬間にあります。ソフトウェアやデータベースによって、社会のインフラの安定や円滑な企業活動、人々の豊かな生活に貢献しているという誇りを持つことが出来ます。キャリアプランとしては、技術を磨いて研究開発のスペシャリストを目指すか、企業内でプロジェクトマネージャーなど管理職へのキャリアアップを目指す例があります。特許に関しては、ITやソフトウェアの技術を大学や専門学校で学んでいることで未経験でも転職で有利になるでしょう。また企業でプログラマーやシステムコンサルタントなどとして入社し経験を積んでから、会社の研修を受けて特許技術者になるという道もあります。特許技術者として経験を積み、弁理士の試験に合格し資格を取得することで、業務の幅が広がり給与のアップに繋がります。また、弁理士として特許事務所を独立開業する例もあります。品質管理のキャリアプランは、プログラマーやエンジニア等実際に開発業務の経験を積み、チームリーダーやプロジェクトマネージャー経験した後に品質管理としてキャリアアップする場合が一般的です。