士業とは、国によってそれぞれの「独占業務」を行うことが認められている、専門性の高い業務に従事します。例えば、弁護士や司法書士、公認会計士、税理士、行政書士などが挙げられます。個人事務所では、これらの業務を顧客から個人で請け負います。士業の国家資格の中には、受験資格があるもの、試験難易度が非常に高く勉強を必要とする職業も多々あります。国家資格に合格後、一定の経験を積み、国に登録することでそれぞれの独占業務を行うことができる士業がほとんどです。士業の業務内容は公共性が高いので、社会的責任の大きな仕事になりますが、その分やりがいも大きな仕事といえるでしょう。
専門的スキルを生かして、幅広い業界へキャリアチェンジが可能
士業のキャリアプランは、有資格者か無資格者により異なります。既に資格を取得し登録をしている人であれば、即戦力として活躍できるでしょう。また、経験を積み独立することも可能です。その士業の資格を勉強中の人や、実務経験がないため登録ができていない人でも、ある程度の知識を有していれば「補助者」として、士業にまつわる補助的業務や事務に従事できる事務所があります。実際の業務に携わりながら、資格や学校などで勉強している人も多くいるようです。社会的に義務付けられたことをサポートする仕事なので、責任ある仕事をやり遂げたときは、人や社会の役に立っていることを感じられる仕事です。