企業や団体のコンサルティング業務を、個人または法人が行うコンサルティング業界。対象業務に関する高度な専門知識や、経済・経営に関する知識だけでなく、情報処理能力やプレゼンテーション能力、企画立案能力など多角的な能力が必要な業界です。クライアントにとってコンサルタントは、将来のことを相談する重要なパートナーなので、信頼に足る誠実さや専門性の高さ、コミュニケーション力といった素養も重要です。さまざまな人とプロジェクトを進めていきながら問題点を一つ一つ解決に導いていく仕事なので、やりがいがあり、自身の可能性を広げる機会も多い仕事です。
プロジェクトごとにさまざまな業界を扱える楽しさがある
コンサルタント業は、企業が成長を見据える上で重要な相談相手です。コンサルティングには、経営業務やM&Aをサポートする「経営コンサルティング」や、財務や法務・人事など組織や業務の生産性向上を担う「業務特化型コンサルティング」などがあります。コンサルティング業務に必要な資格というのはありませんが、業務に応じて中小企業診断士や税理士、弁護士、公認会計士といった資格や経験が生かせるケースもあります。また、コンサルティング業界への転職を考える場合は、前職での充実した経験、優れた実績があると、有利に働く場合があります。