共済は、保険にとても近い意味合いを持つものであり、加盟する個人や団体からの共済金を集め、メンバーの相互扶助を行うことを目的としています。人や車に関する保険事業や、ローンなどの事業を行う団体もあり、保証制度に関する業務や、加入者への対応も重要な業務です。全国規模の企業もありますが、組織や規模によってその内容はさまざまです。2010年には、保険法の適用を受けることになりました。保険と大きく異なる点は、営利を目的としないことで、預かった共済金を運用し、得た利益のほとんどを共済職員の給料や、共済の給付金に充てているのが特徴です。一般的なサラリーマンと違い、共済で働く職員は団体職員という区分になる職業であり、長期的に安定して働くことが出来るのも魅力のひとつです。
利益よりもお客様のためになる仕事
共済の団体職員になるためには、その団体における採用試験を突破する必要があります。関連する業務経験を積んでいる方が転職する上では有利と言えるでしょう。所属団体によっては全国各地を回り、キャリアアップを図っていくことが可能です。専門的な知識を深める外部研修や、研修費用助成制度を利用して、資格取得のための自己研鑽に励むこともできます。地域に密着した、人と深く関わりながらの業務になるので、コミュニケーション力も必要となり、成果を直に感じる事ができる仕事といえます。