銀行業界は「お金」を通じて、国や地域の経済を支えることを仕事とし、人々の生活に無くてはならない存在です。銀行の業務には、三大業務と言われる預金業務、貸付(融資)業務、為替業務から、手形割引、貸金庫、信託まで様々な業務があり、その全て(または一部)を担います。例えば、預金業務・貸付(融資)業務では、人々の預金を管理しそれを元手に、企業(事業拡大や設備投資など)や個人(住宅の購入など)への融資を通じて、様々な資金ニーズに応える間接金融の中心的役割を果たしています。また、為替業務では、企業や個人資金の送金や受け入れを通じてスムーズな決済を仲介、経済活動を支えています。今日では、金融自由化の流れを受けて、上述の従来業務に加えて、生命保険や損害保険などの保険商品・国債や投資信託などの金融商品の窓口販売、さらには株式や債券の売買注文を証券会社に取り次ぐ証券仲介業務なども取り扱うようになっています。
銀行は人や企業の夢をサポートする仕事
銀行は預金や貸付などの業務を通じて、お金と人々の架け橋となっています。金融や税務・不動産・経済などの幅広い知識が必要とされます。ファイナンシャルプランナーなど銀行業務に関わる資格や、語学スキルを持っていると、転職の際に有利になる場合もあります。銀行の仕事は日々のお金を管理するだけでなく、例えば個人であれば、住宅購入や大学入学、結婚など、人生の節目となる機会にお金を貸すという形で人々の夢や目標をサポートし、携わることができます。また、企業であれば、銀行がお金を貸して、そのお金を元手に大きな事業を成功させる企業も少なくありません。さまざまな人生の手助けとなることで、やりがいを感じることができる仕事です。