食料品・衣料品から通信衛星まで取り扱う「総合商社」に対し、その中の特定分野の商品を取り扱うのが「専門商社」です。大手の総合商社が関連会社として専門商社を経営していることもあります。グローバル化が進む現在では、取り扱う商品も製品原料からエネルギーなどの社会インフラまで多岐に渡っており、世界中で日本の商社マンが活躍しています。専門商社としての専門的な知識はもちろん、コミュニケーション力や英語などの語学力も必要となってきます。世界的に販路が存在する商社も多く、海外赴任もあるので、自分の視野を広げることができ、スピード感のあるキャリアアップが望める仕事であると言えるでしょう。
豊富な経験がキャリア形成につながる
専門商社の「商社マン」は他業種と比較して、平均的な年収が高めであり人気がある傾向にあります。働く現場や業種が増えるに従って、雇用の幅も広くなっています。日本の商社はアメリカ経済紙の「世界商社ランキング」を席巻するほど世界的にも評価が高く、今後も業種拡大が見込めるとされており将来が有望な業界の一つとなっています。以前は新卒のみの採用傾向にあったものの、近年ではビジネス経験や特定分野の知識が豊富な方を中途採用する商社も増加傾向にあり、今までの経験を活かした転職を行い、専門商社の商社マンとして働く方も多く存在します。