スポーツ・レジャー用品(メーカー)業の仕事は、スポーツやレジャー用品における企画・デザインから、委託先や自社工場で製造を行い、卸販売・小売りまでを行う業界です。スポーツ・レジャー用品と一口にいっても、プロの選手のオーダー品からスポーツを楽しむ人が使用する量産品まで、道具やシューズ、ウェアなど、種類は幅広くあります。スポーツ用品はスポーツをするうえで欠かせないアイテムであり、状態によって競技の結果が左右されることもあります。また、レジャー用品はレジャーを安全に快適に楽しむためも、商品についてはもちろん、スポーツやレジャーについての広く深い知識が必要とされる仕事です。スポーツの経験やレジャーが趣味である人などは、自分の経験や得意分野を存分に生かすことのできる仕事と言えるでしょう。
「好き」を仕事にしながら、キャリアを築ける喜び
キャリアプランは、メーカーにより異なりますが、販売職や営業職から、企画職や商品開発の職種へステップアップする場合が一般的です。スポーツ・レジャーに関するプロダクトデザインを行う会社では、大学や専門学校などで美術を学んでいることやデザインの実務経験、ウェアの企画を行うところでは服飾の知識・技術や、アパレル業界での企画経験があると転職に有利になることがあります。また、大学のスポーツ学科などで、体育学やスポーツのことを専門的に学んでいることも有利になります。 企画開発は、規模が小さな会社の場合、企画開発と営業を兼務していたり、複数の種類の企画に同時に携わったりする場合があります。アイデアや企画力、プレゼンテーション力や交渉能力、そしてそのスポーツやレジャーに関する専門的知識など、さまざまなスキルが総合的に問われます。転職の際は、自分の実務経験やスキルを明確にし、どのようにものづくりに貢献できるかを、上手にアピールするようにしましょう。