転職ノウハウ

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1.転職の目的が曖昧

筆者が見ていて一番多い失敗パターンはこれである。わざわざ転職する以上、なにがしかの目的が必ずあるものだが、はたから見ていてもそれがよくわからない。いや、本人もよくわかっていないケースも少なくない。

「なぜわざわざ転職するの? 仕事の手順やら人間関係やら組織内での信用やら、わざわざゼロリセットする理由はなに?」

このタイプの本質的な動機は「なんとなく、ただ転職したいから」というものだ。もちろん最初はやりがいだの将来性だのいろいろまぶしてくるのだが、薄皮を一枚一枚むいていくと、最後は芯のない玉ねぎ状態になってしまう。

もちろん、なんとなく転職したいという気持ちもわからないでもない。むしろ常に新しい刺激を求める姿勢は、人間として好感が持てるほどだ。

でも、賃貸マンションや髪型ならいざ知らず、就職先をサイコロを転がす感覚で選ぶのはリスクが高すぎる。はっきり言うが、今なんとなくつまらないという人間が、なんとなく転職して素晴らしい職場に巡り合う確率は限りなくゼロに近い。

将来的に労働市場の流動性が高まり、転職にかかわるリスクが低下すれば、そういう働き方(というか生き方)もアリだとは思う。でも、今の日本はあくまで終身雇用の国だ。企業は付加価値の高い基幹業務を長期雇用者にしか与えないから、移り気な人は専門性の低い業務を転々とさまようことになるだろう。

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