購買・資材調達の仕事は、経済的で効率的な受発注・商品管理を目指すことにあります。購買・資材調達の具体的な仕事としては、事業運営に不可欠な製・商品や、メーカーの場合であれば製品原材料等の発注管理を担います。後者の場合は、在庫の過不足を防ぐため、適切に販売状況や市場環境を見極める力が必要です。また、自社に必要な製・商品を適切な価格で売ってくれる仕入れ先を探すことも重要な業務。特にメーカーの場合は、それが利益にも直結するため、いかに安く効率的に仕入れていけるか、腕の見せ所となります。会社にとってよりよいパートナーを見つけ、良好な関係を構築できるかが仕事の肝となるため、契約締結後のアフターフォローなども大切です。
目に見える結果を得やすい、やりがい多い仕事
購買・資材調達の業務では、自社の事業に貢献し得る製・商品の市場価値を見極め、いかに必要なときに、必要な量を、できるだけ安く購入・仕入れることができるかが問われます。そのため、確かな交渉力はもちろんのこと、様々なマーケットに対する高い情報収集力・情報感度を備える必要があります。また、製品原材料の発注管理を担うメーカーにおいては、自社製品やその製造プロセスに関する専門的な知識も求められます。加えて、予想外の市場トレンドの変化などで発生し得る在庫の過不足にも柔軟に対応できる状況判断力も不可欠です。そうして、様々な能力・スキルが求められる購買・資材調達ですが、そうした結果、より有利な価格で求める製・商品の購入に結び付けられたり、自社製品原価を下げることに成功した際など、確かなやりがいを感じることができます。そうした目に見える結果を得やすい点も、購買・資材調達の特徴と言えます。