テクニカルサポートはソフトウェア・ネットワークなどに関して何か問題が発生した場合、その問題についての問い合わせに対応する部署になります。一般ユーザーからの問い合わせについては相手にコンピュータ知識がないことを前提にそのトラブルに対しての対応策をわかりやすく説明して、一般ユーザーに解決してもらうという能力が必要とされます。一方、システムエンジニアのようなスペシャリストを相手にするテクニカルサポートはシステムエンジニアのようなスペシャリストをもってしても解決できなかった問題について回答することになります。回答に製品・サービスに関する広く深い知識が必要とされる場合もあるので、努力して身につけておく必要があります。
専門性を高めて、その分野のエキスパートエンジニアを目指します
テクニカルサポートについては特にシステムエンジニアのようなスペシャリストを相手にする場合には顕著ですが、1つのソフトウェアやネットワーク機器について深い知識が求められます。そして、そのような人材はシステム開発の現場においても非常に需要の高い人材になっています。例えば、OracleのデータベースやCiscoのルーターといった非常に需要が高いソフトウェアやネットワーク機器に対しての専門的知識を持つテクニカルサポートは、転職に際してもシステムインテグレーター(SIer)やソフトウェア開発企業からの引き合いが十分期待されるなど、確かな技術力が身に付き、またそれをキャリアアップに活かすこともできる仕事です。