営業に同行して潜在ニーズや希望に沿った仕様やシステムを提案する仕事のため、いかに相手の意図を掴みつつ、予算や工程を含めて落とし込みを行えるか、あるいは付加価値を高めて高く売り込めるかが重要になります。技術的な知識が必要になるのはもちろん、納期やコスト意識がしっかりしていなければ赤字に直結する可能性があるうえに、クライアントの意図を読み間違えると途中から仕様の変更が必要になる場合もあります。そのため、開発から納品までの全体を把握し、メリットとデメリットを把握した上で売り込む視点や、営業的な能力が重要になります。営業職や管理職を経験したエンジニアであれば、より具体的に話を詰められるため、優遇される傾向があります。また、実際に製品を使う側にいた経験がある場合もニーズの発掘と言う面でプラスになります。
エンジニアと営業、双方の能力を磨きキャリアアップを
エンジニアと営業、双方の能力を磨きキャリアアップをプリセールスやセールスエンジニアはエンジニアとして優秀なだけでなく、顧客との連携や営業との連携、実際に開発導入を行うエンジニアとの協力が必要不可欠です。このどこかの部分で意識のずれがあると後々大きなトラブルに繋がってしまう可能性があります。会社の信用性や、売り込みの精度を上げるためにも広い視野に立って優先順位をつけて対応するなど、柔軟な姿勢が重要になります。営業だけでなく、エンジニアとしての技術も求められるため、転職した場合はどちらのキャリアを重視して磨くかでもキャリアプランが変わってきます。営業としてもエンジニアとしても優秀であれば開発を含めた総合的なコーディネーターとして活躍が可能であり、引く手あまたの存在となれます。