電気設備施工管理・工事監理者の仕事は、電気設備関連工事を行う際にその工事の進行を管理するのが主な仕事です。スケジュール管理、電気工事の完成後の形を図面に起こす設計作業、そして電気工事に伴う工事の品質管理や作業員の安全確保などについて責任をもって行っていきます。建築現場と同様に、電気工事の現場における現場監督として工事を仕切っていくというのが、電気設備施工管理・工事監理者の役割になっています。
時代のニーズや変化を捉えて進化する仕事
一般住宅から商業施設まで、人の生活には不可欠な電気。加えて、近年高層化、省エネ化されたビル・施設が多く見られるようになり、電気設備施工管理・工事監理者が担当する電気工事もより複雑な作業が必要になるものが増えてきています。設備管理を完全にコンピュータによる自動制御で行っているというような最新設備を整えているビル・施設もあり、最新の知識をインプットしていくことも電気設備施工管理・工事監理者として仕事を続ける上では非常に大切になっています。電気工事施行管理技士になるには、指定学科の大学、または専門学校等を卒業する等した上で、受験資格となる一定年数の実務経験を経て、2級電気工事施工管理技士、1級電気工事施行管理技士の資格試験に合格する必要があります。