海外企業に対して営業活動を行い、セールスや販路拡張を目指します。自社の製品やサービスの強みや弱みなどの特長をよく理解し、顧客にとってのメリットを熟知していなければならない点は、国内営業を行う際と大きく変わりはありません。顧客回りやセールストークによる営業活動のほか、サンプルを持っての営業活動など、対象が海外企業であることを前提に営業活動を行います。海外の企業を対象にするという仕事の性質上、高い外国語能力が要求されますが、語学力が低くても営業能力があれば通訳を介して営業を行えるケースもあります。各国の文化の違いを理解し、異なる環境でも適切な対応を行えることが求められる仕事です。
実績を重ねることが着実なステップアップに
海外営業の仕事で重要視されるのは営業力と語学力です。近年はアジアやアフリカへの進出を目指す企業が増えているため、語学力に加えて商慣習の違いを超えて粘り強い営業活動ができる人材が求められています。営業実績さえあればキャリアアップは難しくありません。実績や経験を重ねることでヘッドハンティングが行われる業界であり、取り扱う商品を超えて転職する例は少なくありません。現場で活躍する以外にも営業ノウハウを教える営業コンサルタントとして活動する道もありますし、自らの足で築き上げた人脈を生かして国際ブローカーとして独立開業する選択肢もあります。