編集・制作は、編集・校正、ディレクター・プロデューサー・進行管理、テクニカルライター、記者・ライターの職種に分かれます。編集・校正は、編集方針に基づいて対象物の企画・進行管理に携わるほか、ライターが執筆した原稿が意図したとおりの内容か、納品できるクオリティかをチェックする仕事です。ディレクター・プロデューサー・進行管理は、クライアントや企画者の意図を理解し、その具体化に向けてヒト・モノ・カネをディレクションしていく仕事です。テクニカルライターは家電や電子機器などの取扱説明書を作成する専門職で、わかりやすい原稿の執筆が求められます。記者・ライターは、メディアや媒体から依頼を受けて、取材や調査をもとにさまざまな原稿の執筆に従事する仕事です。
仕事の結果をダイレクトに感じ、またそれをチームで分かち合える仕事
編集・制作の仕事では、確かなスキルに加えて、チームで仕事にあたる、またはチームそのものを率いるための、高いコミュニケーション力やリーダーシップが必要になる仕事です。印刷物の場合、印刷工程まで視野に入れた綿密なスケジュール管理能力や、刷ってしまうと取り返しが付かない成果物を取り扱うことに対する強い品質意識と、責任感も必要です。しかし、そうした苦労を重ねて世に送り出した作品が、顧客の満足や目にした人の好評価として返ってきた際には、大きな感動があります。それをチームで分かち合うことができるのもの、この仕事の醍醐味といっていいでしょう。フリーランスとしても需要があるため、実力と実績を備えれば、時期を見計らって独立していくなどの選択肢もあります。人気も高く、求職に際しては競争も激しい仕事ではありますが、チャレンジするに足る魅力のある仕事です。