金融系専門職(営業・投資銀行・運用・分析)には、大別して営業、資金運用・投資、企画・分析の仕事があり、それぞれ金融に関する専門的な知識が必要な職種です。金融系の営業職では、個人向けと法人・代理店向けがあり、それぞれの顧客に向けた営業活動を行います。また、運用・投資の仕事では、証券会社・信託会社・投資銀行等で実際の投資業務、またはその管理業務に携わるファンドマネージャーや、トレーダー・ディーラー、投資銀行業務があります。企画・分析の仕事には、高度な知識と分析技術を用いて市場情報の分析、評価・予測、助言や投資管理サービスを行うアナリスト・エコノミスト、それらの情報をもとに戦略を立案、投資・ポートフォリオの設計・管理を行うストラテジックファイナンスの仕事があります。
実力主義、成果によっては数千万単位の好待遇も得られる仕事
金融系専門職(営業・投資銀行・運用・分析)は、業界の登竜門的なポジションで比較的門戸の広い営業職を除けば、いずれも非常に高い専門性が求められる仕事です。経済・数学系のバックグラウンドのほか、実務経験、少なくとも金融業界・コンサルティングファーム等での投資・M&Aに関連する業務経験を一定年数経験した即戦力を中心に募集ニーズがあります。実力主義の仕事でもあり、成果を挙げれば数千万単位の年収が得られることも珍しくはありません。他方、変化の激しい金融・経済情勢にキャッチアップしていくための情報収集力・ネットワークのほか、顧客の資金・財産に関わる提案に従事する、または直接預かる上で、非常に強い責任感も不可欠とされる仕事です。自身の努力によって専門性を磨き、キャリアアップを通じて高い待遇を得ていきたいという方に適性のある仕事と言えます。