電気・電子・機械・半導体の研究・開発・特許は、さまざまな電気・機械製品、半導体製品などの基礎・応用研究、または権利化・保護に取り組む仕事です。基礎研究は、製品化する前の基礎研究として、先端技術の研究に従事します。応用研究は、基礎研究で発見された知識を元にして、特定の目標を定めた上で実用化を視野に入れた研究や、実用化されたものの新しい応用、活用方法などの研究を行います。また、特許技術者は、そうして産み出された研究成果の権利化や権利保護を手掛け、出願案件について弁理士と連携、必要な書類・図面の作成から、申請業務、及び権利化された知的財産の保護を担います。
これまでの生活様式や文化を変え得る仕事
電気・電子・機械・半導体の研究・開発・特許職は、メーカー企業の国内・国際競争力を左右する仕事です。そのため、優秀な研究者は人材の引き抜きも多く、多くのキャリアアップ機会がある職種ともいえます。また、自身が研究開発に携わった製品が世の中に普及し、これまでの生活様式や文化を変えることもあります。世界を変えたい、貢献したいという大きな目標を持って取り組める、大きなやりがいのある仕事と言えるでしょう。一方、グローバル化が進むにつれて、知的財産権の扱いは複雑化してきているため、攻めるためにも、守るためにも特許技術者の役割は非常に重大です。専門性を磨き、市場価値の高い人材になることも可能なほか、弁理士資格を取得して、独立、弁理士として活躍するなどの選択肢もあります。