システム開発(汎用機系)の業務は、メインフレームと呼ばれる大型コンピュータの設計と開発、およびその保守を行うのが仕事です。オープン系と呼ばれるシステムとは異なり、一般的に、大型で処理性能が高く、高セキュリティ・高信頼性という特徴があります。汎用と呼ばれる所以は、様々な用途に適用できると言う意味で、それ以前(1960年代)は事務計算用、科学技術用、リアルタイム処理用など、目的に応じてコンピュータが設計されていたため、対比として「汎用機」と呼ばれるようになりました。ソフトウェアを取り扱うエンジニアの中でも、より専門性の高い仕事として現在でも多くの求人があります。
IT系業種の中でも経験が評価される仕事
システム開発(汎用機系)の仕事におけるやりがいは、長期にわたるシステム開発の終わりが見えてきた時に強く感じられるといわれています。IT系の仕事には、開発したシステムが無事に稼働し、携わったシステムが世の中で活躍していくのを見届けることで、やり切ったという達成感が味わえます。汎用機系のシステム開発では、そうした中で得られる経験も大きく、プロジェクト進行に関するノウハウなど、携わった経験が活かされるので、他のIT系の業務における転職においては有利に働きます。