福祉・介護サービス・栄養の仕事には、サービス提供責任者、介護職・ヘルパー、介護・福祉事業責任者・施設長、ケアマネジャー(介護支援専門員)、介護系事務職などがあります。サービス提供責任者は、新規利用者の受付やサービス内容の確認に際して、福祉サービスをトータルでマネジメントしていく仕事です。また、実際の介護現場では、介護・福祉事業責任者・施設長の指揮・管理のもと、介護職・ヘルパー、ケアマネジャー(介護支援専門員)、介護系事務職が連携して、サービスと施設運営にあたっていきます。少子高齢化の進展を背景に求人ニーズも高い状況にあり、安定して長いキャリアを描ける仕事であると言えます。そのほか、管理栄養士・栄養士・フードコーディネーター、生活相談員・生活支援員などもこの分類に含まれます。
社会的価値の大きい必要不可欠な仕事
福祉・介護サービス・栄養の仕事は、少子高齢化が進む日本で今後さらに必要とされていく仕事です。介護系の登竜門的な仕事となる介護職・ヘルパーの場合、資格を必ずしも取得していなくても就業することが可能ですが、介護福祉士(国家資格)や実務者研修(旧ホームヘルパー1級)介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級※共に厚生労働省認定資格)といった資格があり、有資格者は転職やキャリアアップ際して有利なほか、上位資格には資格手当を別途支給している施設もあります。介護系でじっくりとキャリアアップを考えていきたいという方は、資格の取得を視野にいれるのも有効な選択肢と言えます。また、栄養士は、大学や短大、専門学校等の栄養士養成課程の修了が必要で、最短でも2年が必要です。さらに管理栄養士は栄養士養成課程を修了した上で、国家資格を受験し、合格することが必要になります。子供から高齢者まで、さまざまなニーズに応じて最適な食事を提供する仕事であり、介護と同じく社会的な需要を背景に求人ニーズも拡大しています。