アウトソーシングとは、業務の一部、あるいは全部を外部組織に委託することを指し、それを事業として受託しているのがアウトソーシング業界です。企業は、人材育成、または採用にかける時間及びコストの削減が期待できるので、常時高い需要を集めています。近年では、クラウドソーシングなど、個人への業務委託をとりまとめる事業領域も注目されており、さらなる活況が見込まれる業界です。アウトソーシング業界での働き方としては、専門分野を作り、磨き上げることが望まれます。何かに特化した知識や能力があれば、それだけ請け負うことができる仕事の質も高まります。将来を見据えて得意分野に集中する、経験しておきたい仕事を選ぶなど、働き方を選べるのも魅力の一つです。
専門分野を磨いていくことで広がる働き方
近年では、人事・経理といった企業の中核業務、果ては事業企画までもアウトソーシングされる時代です。専門性を磨きつつ、かつ自分らしい働き方を選ぶことで、拡大する業界のなかでキャリアを描いていくこともできるでしょう。もちろん、そうした経験・実績を通じて、事業会社への転職も視野に入れることもできます。また、とりわけ、ITや製品開発分野では、技術サービスというアウトソーシング形態の利用も活発で、ITであれば、システム設計・開発や運用・保守、製品開発分野であれば、メーカーの中核業務である製品企画や開発に携わる機会が得られることも、決して珍しいことではありません。時代の趨勢・需要に応じて、選択的にキャリアを構築していきたいという人には、適性のある業界と言えます。