タイ・ベトナム・インドネシア・韓国・中国などなど、アジア圏の料理文化をベースにした飲食業を展開するのが、フードビジネス(アジア系)業界です。経済成長の著しいアジア圏各国ですが、食文化に関して言えばまさにトレンドリーダー。各国の家庭料理を基本としたものから、日本風に創作を加えられたものまで、日本の食社会に確かに根付いています。また、日本人向けとしてはもちろん、アジア圏各国からの訪日外国人も増加傾向にあり、フードビジネス(アジア系)業界の飲食業は、今後ますます需要が高まっていくことが予想されています。そうしたトレンド・アジア各国の文化に親しみや興味を持つ人は、抑えて置きたい業界の一つです。
キャリアアップのために有効な資格やスキルも
フードビジネス(アジア系)業界においても、店舗スタッフ・店長候補、店長・エリアマネジャーから、調理担当・商品企画などの専門職、広告・マーケティング、人事・経理といった本部職員まで、多様な職種があります。とりわけアジア圏の食文化は実に多彩であるため、そこでキャリアを築いていくには、地域ごとの特性や料理を知り、提案できる企画力・プレゼンテーション力なども問われるでしょう。業界での実務経験に加えて、フードビジネスコーディネータなどの関連資格を取得することも、キャリアアップには有効と言えます。また、英語・中国語などの語学力があると、さらにキャリアアップにつながるでしょう。