洋食・和食など、他業態の飲食業を展開するのがフードビジネス(総合)業界です。食材の調達・配送から、調理・配膳・接客まで、お客様の食と関わるトータルサービスを提供しています。主な仕事は店舗での接客スタッフや店長候補で、いずれもお客様から直接感謝の言葉をいただいたり、スタッフと協力し合いながら店を盛り立てていくという点で、人と接することが好きな人には適性のある仕事と言えるでしょう。そのほかにも、地域の店舗運営を支援するエリアマネジャーや、食材の保管・物流に携わる物流担当、バイヤーや商品企画、エリア特性を考慮し用地交渉・取得や開店準備を手掛ける店舗開発担当など、多彩な仕事があり、これまでの経験をさまざまな形で生かすことができる業界と言えます。
企業内でのキャリアアップだけでなく、独立も視野に
フードビジネス(総合)業界に転職する人の中では、一つの企業内でのキャリアアップだけに留まることなく、将来的に自分のお店を持って独立したいと考えている方も多くいます。フードビジネスをどの様に行っていくのかを、企業の中で経験することで実際に自分が独立する時のノウハウを手に入れることができるだけではなく、調理の技術を磨いたり、食材仕入れの伝手を手に入れるなど、さまざまなメリットがあります。企業によっては、独立・フランチャイズ化を支援する制度を設けている会社もあるので、将来、自分の店を持つことを考えている人は、ぜひ調べてみましょう。