プラント・エンジニアリング業界は、主に製鉄・水処理・化学から製薬まで、幅広い業種の工場を国内外で建設する仕事です。この分野の企業は専門的に特化して技術を構築しており、業務としては企業に技術者として所属した上で、さまざまな業界のクライアント企業の担当を行うというスタイルとなっています。製品の製造に欠かせない各生産設備の設計・設営、または管理・運営を担当する仕事となります。生産設備を用いて商品を開発、生産している企業にとって、プラントエンジニアの存在は生命線といっても過言ではなく、商業活動や経済活動を行う上で不可欠な存在です。このため、社会活動を支える存在として、所属する企業の規模によっては大規模なプラントの設計と管理を任せられることもある、業界のスペシャリストとしての活動が行えます。
能力や実績に応じて企業内でのステップアップが容易に狙える環境
プラント・エンジニアリングの業界では、技術者による技術の提供を行うという特性から、ステップアップが非常に狙いやすい業界となっています。顧客からの信頼、所属する企業内部での活動実績に応じて、勤務年数に関係なくより上位の地位を狙うことも可能です。業務内容を通じて、電気・電子や経営工学などの技術士資格をはじめ、電気工事士やボイラー技士などさまざまな国家資格の取得も狙うことができるため、キャリアアップの可能性が豊富に用意されています。また鉱工業などの工業系の異業種からの転職も見られ、転職によるキャリア参加も比較的行いやすい業界となっています。