ディスプレイ・空間デザイン・イベント業界には、イベントの企画や運営を行う「イベントプランナー」、そのイベントや住居などを彩る「インテリアコーディネーター」、住居や地域の空間を総合的にデザインする「空間(スペース)デザイナー」などの仕事があります。クライアントのニーズを聴きながら、立体的・現実的なデザインや企画を発案し実行していくことで、クライアントの望む効果を生み出す役割があります。気持ちが華やぐような煌びやかな装飾を施すだけではなく、利用者が快適で安全に過ごすことの出来るデザインを考えることも重要です。
イベント・フェステバルまで大きな空間を手がける事も出来る
ディスプレイ・空間デザイン・イベント業界における仕事は、基本的には現場に入って経験と技術を積むことが重要となってきます。業務に関わる資格を取得することで、転職の際に有利になることもあります。近年は、ディスプレイ・空間デザイン領域においては、斬新・ターゲットの興味を喚起するデザインのほか、ユニバーサルデザインやバリアフリー設計といった実用的デザインの需要が増え、総合的に空間をデザインすることへの意識も高まり、需要も安定して増加傾向にあります。また、イベント領域においてもインターネット技術の進化と共に、SNSや口コミを軸とした拡散に注目が集まり、イベントという販促・PR手法そのものが再評価されているなど、高い需要があります。実力主義の業界でもあり、業界で確かな手腕を身に付け、発揮できる人材は、転職に際しても比較的優遇されやすく、実力次第では息の長いキャリアを描くことも可能な業界と言えるでしょう。