ガラス・化学・石油業界は、ガラスメーカー、化学メーカー、石油元売り会社などの各企業が、海外から輸入される資材を原料に、中間財を製造したり、エネルギーを生み出す原料である石油の輸入・精製等を行っています。日本の根幹産業であるエレクトロニクス、自動車、医薬品、繊維などの産業を、素材・エネルギー面から大きく支えている業界でもあります。職種は、研究開発職のほか、製品の販売・流通に関わる営業職やマーケティング職、製品生産に関わる生産管理や生産技術のほか、経理や財務・総務・人事に至るまで、多岐に渡る仕事があります。
海外での勤務などグローバルな仕事ができる
ガラス・化学・石油業界では、海外との取引も活発に行っているメーカーや石油関連企業などが中心となっているため、海外赴任や海外企業との交流を通じた活発な企業活動に参加することができます。英語などの語学スキルがあると、転職にも有利になります。また、研究開発職では、化学・機械工学・材料工学・経営工学など理工系の大学や大学院で学んでいることが就職の入社条件であることが多いです。また、化学メーカーでは農業分野への参入が、ガラスメーカーではより軽量で高強度な繊維製素材の開発が、石油業界ではバイオ燃料など環境に配慮した新製品の開発など、最新鋭の技術を取り入れて、他分野との連携も活発に行われているため、他の業界から転職するケースも増えています。