重電業界とは、発電施設や工場、ビルで使われる電気設備に関する製品を製造・販売する業界です。具体例としては、ボイラーやタービン発電機などの発電設備、変圧器や高圧遮断器などの送変電設備、スイッチギヤなどの配電設備などが挙げられます。産業用電気機器の業界は、産業用ロボットや工場で使用する機器・機械類を製造・販売する業界です。例えば、工場の生産ラインで活用される加工機械などが挙げられます。 どちらも、一般にはなじみが薄い業界ですが、社会インフラや産業の基盤となる業界です。家電領域においては新興国メーカーの攻勢にシェア争いで苦闘する日本の電機メーカーですが、重電・産業用電気機器分野は、なにより安定性が重要視される上、顧客ニーズに応じた機器・システムの設計・導入後も、長期に渡ってメンテナンスや増設対応が必要であるなど、技術力・ノウハウ蓄積の優位性が発揮し易く、日本の重電・産業用電気機器メーカーが国際的に大きなシェアを有している状況にあります。
世界的なシェアを有する業界で、最先端・大規模且つ、グローバルな活躍機会を得る
重電・産業用電気機器業界は、社会インフラや産業の基盤を支えるという重要な責務を担っています。日本の重電・産業用電気機器メーカーは世界的なシェアを有しており、研究・開発、またはメンテナンスに携わる技術者は、最先端の製品に携われるというやりがいがあり、営業職は、世界的なグローバル企業の意思決定層や、各国政府関係者・代表を相手に、非常に高額な製品・サービスの契約交渉にあたることができるなど、他業界ではなかなかできない、ダイナミックな経験が可能です。各社とも、海外市場への展開を既に日常としており、技術職でも営業職でも語学力があれば、グローバルな活躍機会を得ることが可能です。日本を代表する産業で、世界を舞台に働きたいという人には最適な業界であると言えます。