家電・AV機器業界は、今日においても日本がトップクラスの技術力を有する業界です。20世紀終盤には、日本の家電メーカーが世界的なシェアを有していましたが、昨今は一般消費者向けのコンピュータ・テレビ・白物家電などのコモディティ化が進み新興国メーカーが台頭、とりわけ海外市場においては、非常に厳しい競争環境にあります。他方、製品品質の高さを活かし、製品のブランド化に成功したメーカーでは、引き続き高い競争力を維持しているほか、一時は苦渋を舐めた大手メーカーも一部では、高価格帯製品への投資集中・商品開発強化や、ゲームほかネットワーク製品などと連携した高付加価値化により、業績・競争力を回復しつつあります。
自身が関わった製品が多くの人に利用され、生活を変えていくダイナミックな経験が可能
家電・AV機器業界のやりがいは、なんといっても自身が関わった製品が多くの消費者に利用されることです。場合によっては、人々の生活そのものを変える、そんなインパクトのある製品に携われる、または製品そのものを創出することに関わることができる、そんな夢や魅力に溢れた業界です。加えて、海外市場への取り組みも日常的な業界でもあり、職種を問わず語学力があれば海外での活躍機会を得ることが可能です。また、今日においても、日本を代表する産業であり、ビジネスマン・技術者・研究者に至るまで第一線級の人材が切磋琢磨する業界でもあります。熾烈な競争と共にある業界ではありますが、世界を視野に刺激の多い環境で自身を高めていきたい・活躍していきたいという人には、非常に適性のある業界であると言えます。