流通・小売業界の主な仕事には、店舗の運営・管理を行う店長や、売り場で販売・接客にあたる販売スタッフ、地域を統括し営業現場の販売支援・指揮にあたるエリアマネジャー、商品の企画・仕入れのプロであるバイヤーなどがあります。また、本部業務としては売れる商品を考え、開発する商品企画・商品開発、商品の販売促進を担う販促企画やマーケティングなど、さまざまな仕事が存在します。いずれも顧客のニーズを掴むことに長け、流行に敏感であることが求められる点が特徴です。未経験で業界に飛び込むことを志望する場合は、まず販売・接客など最前線の現場業務でそうした経験・感覚を身に付けることが一般的です。
流行を読み取るセンス、顧客ニーズへの鋭敏な感覚を磨き、多様なキャリアプランを切り開く
流通・小売業界は、現場でのお客様との接点を通じて、流行を読み取るセンス、顧客ニーズへの鋭敏な感覚などを身に付けることができ、その道のプロとしてのキャリアを積むことができるほか、実績の評価次第で店長やエリアなどの上級職、商品企画やバイヤーなどの本部業務へのチャレンジも可能となります。また、商品を顧客ニーズに応じて販売するというビジネスの基本が共通であることから、同業種内のキャリアチェンジが比較的実現しやすいのも特徴です。また、そうした経験は異業種でも高く評価されることも多く、営業職や異業種のマーケティング職などに転職するのも一つの選択肢となります。